”周南ラテン文化クラブ”の活動に興味を持っていただきましてありがとうございます。
入会に際しまして，改めて設立の経緯と目的をご説明いたします。
１４年ぶりに帰ってきた地元，想像以上に寂しくなっている徳山駅周辺を通勤で横切る毎日です。
駅ビルの建て替えを始め，市役所，市民館も建て替えるそうですね。
２０代に講座に通っていた懐かしい青少年ホームも壊されると聞きました。
周南市中心市街地活性化基本計画によると，公園都市“みんなの公共空間”を目標に掲げ整備するそうです。
http://www.city.shunan.lg.jp/section/chushin/chukatsu/chukatsu_keikaku.html
しかし，ハードを整備したからといって，昔のように人々の賑わいが戻るとは大変疑問です。
一方で，１０年前に経験した中米での２年間の暮らしを思い出し，ついつい日本と比べてしまう自分がいます。
生活の忙しさは増し，貧富の格差は広がり，富は一握りの人たちに流れていく現状を見ていると，
日本は，間違いなく開発途上国に近づいていっていると断言できます。
しかし，富と幸せはイコールではない。貧しさと不幸も同じではないことを向こうの生活で感じました。
貧しくとも家族，友人を大切にして，幸せそうに生きている現地の人達を見てきました。
治安が悪く，死と隣り合わせがゆえに感じる幸せだということも身をもって知りました。
ラテンの人達は本当に明るいです。
明日がどうなるかなんて誰にも分からない社会です。
今日を精一杯生きていて，人生を楽しんでいるように見えました。
私は，人は，人とのつながりの中で幸せを見つけていくものなのだと知りました。
全てがシステム化され，他人との関係が希薄になりがちな今の日本にとって，
ラテンに学ぶべきことが多いと私は感じています。
この街の一人でも多くの方にラテン文化・社会の良さを知ってもらい，幸せな人生を感じてもらえれば。
そして，私も活動を通じて，充実した人生を送ることができたら，最高だなぁ。
そんな願いから，
周南市市民活動グループ”周南ラテン文化クラブ”を立ち上げました。
みなさまのお力添えをいただきながら，活動が継続できれば幸いです。
２０１４年５月
周南ラテン文化クラブ
代表 大木
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